繁殖セット法(クワガタ)
太めの産卵木の方がよく産むと言われていますがコストがかかりますね。 また、それを入れる飼育容器も大きくなるしマット使用量も増えます。 しかもマット産みのクワガタで、産卵木にほとんど産卵 していないなんて事を経験されているかと思います。
そこで、細めの産卵木(直径4〜7cm)で何とかならないかと思い・・・ 実際に利用している方法です。産卵木を切る手間さえ苦痛にならなければ!! 高価な生体や大切な生体はきちんと正統なセットで行いましょう! この方法で効果が得られなくても責任は負えませんのでご了承ください。 当飼育環境では効果を上げていますが・・・ (タイアンテ特大プラケースにて1回のセットで48幼虫) |
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ペアリング |
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ペアリング前に栄養価の高い餌を♀に与えといてください。
ご自分の飼育環境に合ったペアリング方法で確実にペアリングして下さい。 ペアリング法には、必要最小限度の飼育セットで♂♀を入れ、人の目の元で 強制的にペアリングを短期間に仕向ける方法・同じく♀の上に♂を乗せる方法・ 産卵セットにペアで入れ♀が産卵行動をしたら♂を隔離する方法があります。
また、♀殺しを避ける為にオスの顎先をバンドエイドなどで固定するか、 ホームセンターなどでホットボンドを買い それで顎先を固定するのも良いでしょう。 当方はこんな感じで・・・・
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♂が右の触覚で♀のお尻をパッティングしています。(求愛行動?) |
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生体の成熟度・愛称はこの辺で観察してね! |
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ダイオウヒラタ |
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沖永良部ヒラタ |
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スジブトヒラタ |
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リノケロスフタマタクワガタ |
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交尾確認後、♂を離して栄養価の高い餌を1週間ほどそのまま与え続けます。 当方は、♀が餌を食べなくなり産卵場所を求め徘徊し始めるまで そのまま管理しています。
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産卵セット |
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セットに必要な産卵木を用意し万能ノコ(刃の細かめの物)で横に半分に切ります。 (通常はそのまま1本を使用) |
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産卵木に水分を浸透させます。 この時、水面が産卵木の見えている切口に掛からないように水を張ってください。 また、水面が下がったら給水してください。 |
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なんと1時間〜2時間で!!(ハヤッ) |
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後は、好みの加水状態になるまで延長してください。
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産卵木を水切りします。30分ぐらいで大丈夫かな!!お好みで調整してください。 水を切る時に見えていた面を逆さまにしてね! |
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水切りをしている間に |
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保湿をする為(冬場)に建築塗装用の養生ビニール(100円ショップにて)を 使用しています。 これに千枚通しで30個ぐらい穴をあけておきます。夏場は障子紙を使います。 |
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水が切れたら |
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国産オオクワガタ以外は皮をむいて使っています。 この方が、マットが白くなる事が少なく、キノコに湧く虫が少ないように思います。
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産卵木をセット |
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予め飼育ケース底に最低2〜3cmほどマットを固く詰めます。深さは好みで!! (足でケースが壊れない程度に踏みつけています。私の体重は7○s) |
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産卵木を入れたら、各クワガタ用のセットになるように、マットを詰めます。 |
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左からオオクワ系、ヒラタ系、シカ・フタマタ系
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♀を入れてセット完了 |
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ゼリーを入れます。 |
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このセットの特徴はコストを下げる事とセット時間を短縮できる事、そして、 特に埋め込み系のクワガタにおいては♀が大木の産卵木と勘違いし、 これだけの資材で意外にも幼虫回収率を上げる効果があるので産卵セットをコンパクト化出来ちゃうことです。 また、産卵木のカット寸法を換えれば2段、3段にセット可能で産卵木のカットを工夫すると通常より多くの木をセットする事もできます。(爆産対応用)
しかし、絶対的な幼虫回収率の保証あるわけではないので、飼育環境下によっては効果のない状況も考えられますが、一度試されてはいかがでしょうか。 割出しも楽ですよ! |