ダニ対策
飼育中や野外採集生体購入時に、生体へダニが着いている場合 そのままにして置くと生体に悪影響を与えます。 そればかりか、マットなどを通じて飼育している生体全体に広がる恐れがあります。 |
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成虫に着いたダニ |
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A |
水道水の水流で歯ブラシなどを使い洗い流す方法が一般的に知られている。 |
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洗った生体を別の飼育ケースにマットの代わりにティッシュを入れて管理し, 3日おき位でAを繰り返しその度ティッシュを交換する。 これをダニの発生がなくなるまで行います。
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B |
炭を粉砕した炭パウダーを飼育マットに混ぜる方法 |
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炭の脱臭・殺菌効果を利用した方法ですが、当方は試した事がありません。
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C |
天然のマット(腐葉土など)で飼育する方法 |
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自然界にはダニの天敵となる生物がいる訳で、飼育環境だとそう言った サイクルが限定されてしまいダニの大量発生に関係しているのでは ないかと言う考えの方法です。 成功例はあるようですが当方は試していません。
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D |
市販のカブト・クワガタ用ダニ取りスプレー・パウダー、ダニ取りマットを使う |
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各メーカの開発で出来た物なので効果と速効性は期待できますが、生体死亡例も あるようです。しかもそれなりのお値段です。 ◎坊ダニ・消臭剤 BREED MIST ◎マルカン ダニとりスティック ◎ニタニ ダニ退散 ◎フジコン 坊ダニバイオパウダー ◎奈良オオクワセンター ダニオチール(マットタイプ) などがあります。
当店では使用していませんが試してみる価値はありそうです。
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E |
当方の方法 |
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当方では基本的にはAの方法ですが、洗浄後の生体とティッシュに 0.01%〜0.1%の食塩水をスプレーして併用しています。 また、隔離不能な場合、生体と飼育マット表面にスプレーしています。 Aより効果があり期間も短くなるようです。 食塩水の塩分濃度を上げれば効果は上がると思われますが、生体にも悪影響が 出てしまうとダメなので現在はこの濃度です。 また、産卵セット中のマット・生体に使用した場合、何らかの影響(幼虫回収率が悪いなど)が出るかもしれません。
今後、濃度を何処まで上げられるか試してみたいと思います。 弱った生体には薄めで!!
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幼虫に着いたダニ |
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現在、B・Dが有力だと考えられます。 当方で幼虫にダニが着く事がほとんどないので残念ながら未対策です。 Eも試したことがありません。 ただ、そう言った事が起きないようにマット管理は気を付けています。
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マットに着いたダニ |
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実はこれが大変で労力を使います。ダニの発生したマットは, 天日乾燥させるだけではダメで,加水すると又発生してしまいます。 |
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電子レンジや熱湯がけ等の強制加熱法 電子レンジでマットを5〜6分加熱、マット温度が手で触れなくなる位に 加熱する方法。少量のマットに速効性があるが大量のマットには不向き。 台所のレンジを使う場合台所の主に承諾を得てから!!
熱湯がけは、給湯器・ボイラーなど湯沸し設備のあるご家庭が増えています が、これを利用した方法で、意外にも80度位のお湯が出るのです。 マットを土嚢袋に入れ、そのお湯をマットかけながらマット全体にお湯が 行き届くようにします。3分ほどかけ続け、その後、マットの水切りをし て、お気に入りのマット水分まで乾かします。 速攻性で大量のマットに有効ですが、その後の短期乾燥が困難。
太陽熱での密封蒸らし法 マットを黒いビニール袋などに入れ、中の空気を抜きながら密封します。 それを太陽光にあて、太陽熱と酸欠でダニを退治します。 日照時間や天気・外気温に左右されますが、1週間〜1カ月位 (マットの状態を時々確認し使用可能な時期を判断してください) 低コストで大量のマットにも対応できるが、処理時間が掛かる上、 殺菌効果も太陽まかせになる。
添加剤による予備発酵法 添加率に影響が出ない程度に添加剤を入れ、軽く発酵させてその発酵熱で ダニを退治する方法。 当方は試した事がないので詳しい事は解かりませんが、 もしも、行うのであれば添加率に影響が出ないイースト菌などで行った方 が良いと思われる。(小麦粉やフスマでは・・・)
大量のマットを処理するには時間と労力が掛かります。 また、高熱殺菌に関してはバクテリアも死滅するので、マットの性能・質など が変るのではと疑問の声もあります。 |
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未使用マット・使用中マット・使用後マットの保存管理を徹底し、保 存時は乾燥させなるべく低温保存。
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ダニの発生しにくい環境を心掛ける |
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最初は、1匹に付いていたダニでも飼育容器やマットを伝い飼育生体・ 未使用のマットまで全体に広がる可能性があります。 飼育している場所全体に広がってしまうと駆除するのは大変です。 しかも、人に害はないとされていますが、気持ちのいいものではあり ませんね。
ですから、ダニを発見した場合は,上記の対策法を参考にされ、 早期に隔離対策し普段からダニの増殖発生しにくい飼育環境作りを 心掛けてはいかがでしょうか。 |
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