ブケットフタマタクワガタ飼育日誌

 

 

 

ブケットフタマタクワガタ

 以前は、数多く飼育されていましたが、最近では

 珍しくなりました。

 形はセアカフタマタに似ていますが、体が黒で

 開いた大顎のカーブは、シカクワガタを

思い起こさせる。

飼育も容易で、初心者でも楽しめると思います。

 

東ジャワ産

F2 ♂74ミリ 2004.9.16羽化

F2 ♀39ミリ 2004.7.28羽化 ペア使用

 

2005.2.5

ペアリング

羽化後、蛹室内で11月頃までいて蛹室から出てきて

1週間位で後食確認。その後3ヶ月ほど個別飼育

していました。♂♀共に成熟していると思われます。

のでペアリング開始

メイトガード又はホストニング?(♂が♀をかばう

ような体制をとること)と言われる行動が確認出来たので同居を開始しました。

 

 

 

 

 

 

2005.2.19

ペアリング同居をさせて2週間、交尾は確認できませんでしたが、寄り添う行動をしていた♀が♂から離れてマットに潜る行動が多くなったので、交尾完了と思われます。

 

 

産卵セットをセットします。

マットをケース底25cmに固く敷き詰め、柔らかめのコナラ産卵木2本と天然エノキカワラ材入れて材が出るようにマットを軽く詰め、材周辺を埋めました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

産卵セットに♀を投入しました。

このペアの親虫は、ショートセットで30頭の幼虫が

採れましたが、今回は気張ってカワラ材を使いましたが効果はいかに?

 

 

 

 

2005.4.29

どうも、元親をセットした時と様子が違う。

2ヶ月後には幼虫がマット内を徘徊していたのに。

材はかじっているようだが、徘徊する幼虫はいない。

気張って入れたカワラ材もほとんどかじってない。

 

2ヶ月経っているので、♀を新しいセットへ移し元のセットはそのまま一ヶ月ほど保管してから割出して見ようと思います。

 

 

2005.5.4

マットに潜ったままです。いやな予感がするので

保健に♀1匹を新たに同♂と交配させています。

 

 

 

 

 

 

 

2005.5.24

1回目のセットの割出しをしました。

前回のようにケース内を徘徊する幼虫はいません。

材をかじった跡が少し少ないように思えます。

材を割るとやはり食痕が少ない感じで1本の材から

初令2頭と卵1が出てきました。

産卵痕はかなりありますが、卵・幼虫がないので孵化

しなかったのではないかと言う痕跡があります。

気になっていたエノキのカワラ材は効果なく1頭が

いるだけでした。

最後の材を割るとやはり卵が出て来てしまったので

材割を中断し、しばらく置くことにしました。

 

割出した幼虫3頭を菌糸カップへ投入し、卵はマット

で画像のようにセットしました。

卵は3日後に孵化したようです。

 

当方の飼育下では、菌の止まったカワラ材やレイシ材

はクワガタ全般において通常の産卵材と変わらないか

それ以下の結果が出ています。今回のカワラ材は菌が止まっていますが、柔らかいがしっかりとした物で、この手のクワガタに適していると思い使いましたが、良い結果が出ませんでした。シカクワの方がいいのかな?

多少なりと材を選り好みする傾向はあるようです。

 

 

 

2005.6.11

前回の残った材を割りました。3幼虫1卵のみです。

卵が孵化しなかったのか、産卵痕に対して幼虫数が

少ない。材の水分多かったかな?

 

2005.6.16

1頭幼虫が落ちていました。初令幼虫は以外に

弱いような気がします。2令での割出しが安全かも!

 

 

 

 

2005.9.4

飼育温度が低いのかあまり良い結果が出ていません。

しかも、1ヶ月以上餌交換以外は放置してしまいました。

久々に見てみると、メスはゼリーの下で死んでいます。

 

材はかじった跡はありますが・・・

後日割出して見る予定です。

 

もう一方の♀のセットでは、やはり♀は落ちたものの

そこそこの幼虫は回収できました。

 

 

 

 

 

 

2005.9.16

材を割ってみました。左の材から4頭、右の材から

3頭の幼虫がでました。

材の感じから、もしかしたら採れないのではと

思っていましたが、良かったです。

しかし、放置の代償が出てしまい既に終令になった幼虫

が3頭も出てしまいました。

ここから、大きく出来るか不安がありますが、材に

栄養があるせいか意外にも頭幅があるので、がんばって

見たいと思います。

 

 

 

 

 

 

2005.12.19

♂の幼虫2本目のMat交換です。

21gに成長していました。

1500CCの容器に移しましたが、幼虫の感じから

これが最後のMat交換になりそうです。

 

 

 

 

2006.1.6

一通りMat交換が12月に終わりましたが、大きさは

今一つと言った所でしょうか?

画像は20gの♂

現在、♀1頭が蛹化しました。

さらに、2頭が蛹室を作っています。

また、二令幼虫の大きさのまま成長をしない幼虫がいて、困っています。

理由はわかりませんが、もうしばらく様子を見たいと

思います。

果して大きくなるのでしょうか?

 

 

 

2006.2.2

♂幼虫の2回目のMat交換をしました。

昨年89月に割出し、11月に1回目の交換を終えていたものです。

 

成長が悪く、心配していた個体群ですが、

何とか1517gに成長していました。

このまま、20gUPしてくれればいいんですが・・・

容器を変更しないで続行!

♀は全て蛹化体制に入ったようです。

 

 

 

 

2006.3.15

2頭が蛹化していました。既に♀は何頭か羽化しました。

このまま行くと♂♀の羽化ズレは少なくて済みそうです。

画像は♂21gです。なかなかのサイズになりそうです。

無事の羽化を待つばかりです。

 

 

 

2006.4.22

やっと4/11に羽化した♂21gです。

サイズは75ミリほど。80には届きませんでした。

しかし、十分ではないかと思います。

元々、それなりの迫力を持つクワガタですので、

マット飼育で結構楽しめますね。

 

 

 

 

2006.6.10

残すところ後4頭の羽化待ちです。

最大は74ミリで、他は60台で飼育容器の径が原因と

思われます。

やはり、1.5Lに換えるべきでした。

 

 

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