アマミシカクワガタ飼育日誌

 

2003.10.6

 F2 奄美大島産

27ミリ 2003.9上羽化 + ♀23ミリ 2003.8下羽化

31ミリ 2003.9上羽化 + ♀23ミリ 2003.8下羽化

 

 

 

2003.10.14

ペアリング(インライン)

2ペアを交配させる。スムーズに交尾確認!

念の為、1週間同居させる事に。

 

2003.10.21

セットに♀を投入!マットは自家製シカ用マット

材はコナラで固めの材が混じる。

 

2003.12.21

産卵行動がないので、それぞれ♂を投入した。

 

2004.2.4

27ミリが☆

31を隔離する

 

2004.2.21

27のセットで、材をかじっているのを確認できた。

画像の一本長い材のように、柔らか目で黒っぽい材を

好むようです。

31のセットはイマイチ?

 

2004.3.4

31とペアの♀の☆を確認、不安が募る

 

2004.3.18

27とペアの♀のセットに、徘徊する幼虫を発見!

何とか一安心!!フ〜ッ!

 

2004.4.20

31ペアのセットを暴く

材が硬い!割れど、割れど出てこない!

少し柔らか目の材から1頭!

なんと言うことだ!

 

2004.4.21

27ペアセットのマットの中を徘徊している幼虫と

フカフカになった材の中から幼虫を回収し、

シカ用マットを詰めたM瓶(SS−1000)に投入。

これ一本で羽化まで持っていく予定!(8+1頭)

残りの材は、元に戻す。

現在も♀が活動しているのを確認、寿命が近いので

期待は薄い。

 

 

2004.4.22

31は死期が近いですが生きているので、

急いで♀を購入して置いたのが届きました。

(遊ばせて置くのはもったいないと言う事から)

F2♀30ミリ(2月初旬羽化)

ピカピカです。

早速、ペアリング!!(アウトライン)

中々、交尾しない?♀は♂が近づくと御尻を上げているし

♂は時折ピョンと上下に体を振っている。

お互い求愛していると思うのだが、

結局はさみあってしまう。

気が合わないのだろうか?

 

2時間粘ったが根負けして、

仕方なく飼育セットで半日同居!

再度、強制ペアリングをすると1時間後にやっと

その気になってくれたのか交尾確認!

(1回が3〜5分で3回の交尾)

また1週間同居!

 

 

 

 

 

2004.4.27

♀をセットへ!

マットは前回と同じで、材は、前回の教訓から

シイタケ栽培に使った木の中から黒っぽくて柔らかい

のだけど簡単に崩れないものを探し、害虫予防の為

熱菌処理をしたものを使いました。

レイシ材でも良い!

当方入荷先の産卵木は、最近、固めの

材が多く混ざり品質レベルが安定していないので、

今回のセットでは使用を控えました。

何とか爆産の糸口を見つけないと・・・

 

 

 

 

 

2004.5.17

27とペアの♀の☆を確認!幼虫の徘徊なし!

1ヶ月後割出し予定。♂31は辛うじて生きていますが、

かなりお疲れモードです。

 

30のセットは、変化なし。寝てしまっているようです。

6〜7月上旬までそっとして置くことにします。

♀が早熟?もう一度交配させた方が良いか悩む処です。

 

4/27に割出した幼虫は、全頭順調に育っているようです。

コクワほどの大きさの幼虫もいるようで、

体重3g位だろうか?ほとんどが終齢!

(普段は、中々容器表面に出てきてくれないので、観察

し難いです。掘り起こしての確認となりました。)

 

 

 

2004.6.10

27とペアの♀のマット底に幼虫が徘徊しているのを

発見。前回の取りこぼしのようです。

慌ててセットを暴くもこれ1頭のみ!(涙)

 

 

 

 

2004.7.14

F2♀30ミリが産卵モードに入ったのを確認。

材をかなりかじっている。

材が当ったか期待できそうです。

 

ケース底を見ると、何と! マットに産んでいるので

驚きました。シカクワって材産みじゃなかったっけ?

???・・・・

以前タイクルビがマット産みした事があったが

この種もこう言う事があるんだ!

野外ものでもこのような事があるのかな〜?

ん〜っ!

 

 

 

 

 

 

2004.8.16

えっ!最初に割出した幼虫(♂31ペアの幼虫)が

蛹になっていた。

♀ですが予定より早い!10月頃までに全部

羽化してしまいそうです。

 

 

 

こちらも材が限界のようで、ほとんどバラバラ!

ケース底の卵も孵化したようでです。

もう少し様子を見て割出しをしたかったのだが

♀に幼虫を食べられても嫌なので、ここで思い切って

暴く事にしました。

 

 

暴くと♀はまだ材の芯の方でかじっていました。

まだ卵もありそうなので慎重に作業をしましたが

怖いです。

少し崩すと卵が出て来てしまいましたので、

徘徊している幼虫と出てきてしまった卵を回収し

飼育容器に!

23幼虫・5卵でした。

みんな元気に育ってくれ〜

 

マットと崩した材をセットに戻し、新たに同じような

材をセットしました。

餌を食べていない様なのに以外に元気な♀。

 

 

 

 

2004.9.20

既にケース底を徘徊する幼虫が6頭ほどおり、

卵も3ほど確認できる。さらに産卵直後の卵を発見!

初回ほどの勢いはないもののまだ産んでいるようです。

材も少しではあるが崩れ始めている。

何頭採れるか楽しみです。

現在、産卵セットしているクワの中でガンガン生んでいるのはこのクワガタのみです

 

 

 

 

 

 

 

2004.11.17

産卵している様子がなく、産卵した卵が孵化したようなので、割り出しをしました。

 

材をマットから取出すと、材近くで♀が力尽きていました。

材を割ると意外と幼虫が少なく7頭だけで、一方マットの方は材が埋まっていた付近やケース底を中心に19頭いました。

セット2回目は、26頭でした。1回目との合計は54頭

1回目セットの割り出しカスをまだ確認していませんが

今回の分も含め多少増える可能性あり。

 

データ

埋込みマット・・・自家製シカ用マット

  奈良オオクワセンターで販売している微粒子未発酵クヌギ粉砕マットに未発酵クヌギ生オガを10%混ぜ、

  フスマ+小麦粉を1%添加し、イースト菌を起爆剤として、室温50℃ほどで2週間強制発酵し1ヶ月ほど寝かしたマット。

 

産卵材・・・・・・椎茸栽培後のホダギ

  家庭栽培している椎茸栽培用のホダギの中から、柔らかいのだが、形が崩れなくて黒っぽく良く朽ちた材を選び、害虫の混入の危険性があるため、熱湯漬け後さらに電子レンジにて殺菌し、保湿調整した材。

 

産卵・・・・・・・材があってのマット産み

  環境もあるが材よりマットといった感じだが、あくまでも、生体の好みにどちらかが合っていなければならないのかも。

  また、新成虫の場合、交尾後産卵に入るまでが3ヶ月ほどかかり、産卵は3〜4ヶ月位で行われるようである。交尾可能は羽化から2ヶ月。

 

 

 

 

 

2005.2.19

(♂27・♀23ペア)の2004.9羽化の成虫が蛹室から

出てきました。何と5ヶ月間も蛹室の中に居たのです。

慌ててゼリーを入れました。後食は確認していません。

サイズは28ミリでした。

10月に羽化した個体は、まだ蛹室内にいます。

 

 

 

その他の同腹幼虫達も羽化が近い様です。画像は、

30台中の♂の蛹。

当初、早期に羽化すると予想していたが、かなり

バラツキが出てきてしまいました。

この手の虫は、♂♀の羽化周期と寿命のズレ関係に

少し難問があるかな?

♀幼虫期間を延ばす工夫か繁殖用の小型♂を早めに

羽化させる工夫が必要と感じますが

羽化後、♂の繁殖可能となる期間が通常3ヶ月位と

言われていますが、早期可能(2ヶ月位)であれば

ギリギリ♀の産卵成熟期に間に合う事になるのですが。

 

30の幼虫達も順調に育っています。1回目割出した

幼虫のマットが少なくなっていたので、市販のマット

を追加しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2005.4.19

27ペアの幼虫の中から2頭を菌糸飼育していましたが、落ちてしまっていました。

さらに前回、市販マットを追加した♀30の幼虫の内、

1回目割出し幼虫の数頭と2回目割出し幼虫が17頭

落ちてしまいました。

そして、1回目・2回目共に蛹化が始まってしまいました。

 

割出しの時、初齢だったものが落ちているようで、この時のマットの質がカギになりそうです。

添加率が少なく良く発酵した目の細かいマットが有効と考えられます。

 

1回目割出し幼虫の内10頭が里子に行きました。

現在、♂31ペアの子・・・8 ♀30の子・・・29

 

マット飼育データ 2005.4.19現在

27♀23の幼虫・・・・・・・自家製シカマット/死亡0

8頭)初・2齢投入  マット追加なし

 

31♀30の1回目の幼虫・・・自家製シカマット/死亡0

18頭)初・2齢投入 月夜野くわマット追加

31♀30の1回目の幼虫・・月夜野きのこマット/死亡2

10頭)初・2齢投入 月夜野くわマット追加

31♀30の1回目の幼虫・・・月夜野くわマット/死亡0

1頭)2齢投入 マット追加なし

 

31♀30の2回目の幼虫・・・自家製シカマット/死亡0

9頭)初・2齢投入  月夜野くわマット追加

31♀30の2回目の幼虫・・・自家・くわ混合/死亡17

17頭)初・2齢投入 

 

 

27ペアの子の中で、最大の♂となりそうな蛹

50ミリ近く行きそうな個体。

恐らく全幼虫の中でNO1?(2005.3.20)

 

2005.5.11

羽化後、待ちきれなくて掘り出してしまいました。

何れも40ミリUPで42〜45位の良いサイズです。

大顎の大きさは台湾シカのようにいきませんが、かなりの迫力です。

種親が可愛かったので、改めて国産シカのよさを噛締めています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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